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「ローズマリーの入っていないドッグフードはありますか?」
・・・と、ご相談をいただきました。
てんかんの犬のオーナー様で、ローズマリーは犬のてんかん(癲癇)を誘発し、悪化させるとネットで読んだとのことでした。
日本以外の信頼できるペット情報を収集している私は、そんな話は聞いたことがなかったので調べてみましたら、真逆の情報 でした。
過去のブログで書いた「チキンミールは副産物ではありません」と同じ類のウソ情報だと思います。
発がん性の防腐剤(BHA、エトキシキンなど)を使いたいメーカーの情報操作だと推察します。
ローズマリー抽出物は、特に食品生産者が清潔で自然な成分を使用しようとしているため、多くのドッグフードに見られる一般的な成分です。
2020年11月27日Yumwoofのファクトチェックによると、ローズマリーは犬にとって神経毒であるとの主張を裏付ける研究論文へのリンクは見つかりません。ローズマリーを使った食事は、多くの生物学的マーカーで犬をより幸せで健康にしました。悪影響はありませんでした。
・・・とのことです。
記載されている結論の抜粋を書きます。
- ローズマリーは犬の 脳機能を改善する
- ローズマリーは ストレスから脳細胞を守る
- ローズマリーは犬の 脳腫瘍の進行を遅らせるかもしれません
(脳腫瘍は、米国では犬の30%の主な死因です。犬が10歳以上になると発症率が50%という驚異的な数字になります) - ローズマリーは てんかんの犬にも安全です
概要だけを書きましたが、詳しくは英文ですが出典先を読んでください。
【出典・英文】ローズマリーは犬に良いですか? 科学に裏打ちされた回答 -Yumwoof
ローズマリー抽出物は、犬をより幸せに感じさせ、癌や認知症から脳を保護し、長期記憶を改善するのに役立つ可能性があります。犬の脳の健康をサポートすることが示されている天然成分です。
ご相談いただいたお客様は、近日中にご来店予定とのことでしたので、てんかんについての資料をお渡しする予定です。
そのうちのひとつが下記リンク先の資料ですが、再度読み直しましたら 発作性障害 の食事管理として、下記の記述がありました。
犬が発作障害を持っている場合の非常に重要な考慮事項は、栄養的に関連する健康問題が状況を引き起こしたり悪化させたりする可能性があるということです。
1つの問題は 食物アレルギー であり、これは全身性炎症反応を引き起こし、犬の発作閾値を低下させる可能性があります。
もう1つの問題は、ほとんどの市販の超加工ペットフードには、合成化学物質、化学染料、防腐剤、乳化剤、および全身性炎症を引き起こし、発作の閾値を下げる可能性のあるその他の成分が含まれていることです。場合によっては、ペットフードに含まれる発作を誘発する可能性のある 汚染物質 は、人間の法定限度よりも何倍も高くなります。・・・さらに、炎症性疾患の減少を含む他の症状もこの食事(ケトン食療法)で改善する可能性があります。正味の 炭水化物 を低く保つことにより、体のインスリンレベルははるかに健康的で低いレベルにリセットされ、体のすべての細胞への代謝ストレスを軽減します。