2022年2月17日木曜日

ビートパルプの問題とグレインフリー

      HP ➡ https://belte.co.jp/

「ドッグフードに含まれる砂糖ダイコンは糖分ですが、これは犬に必要な栄養素ですか?または味を良くするための添加物ですか?」との、Q&AサイトQuoraの質問に回答しました。
https://qr.ae/pGjLNo

品質の良い(農薬や製造で使う化学薬品の混入がない)ビートパルプでしたら、使用しても良いかもしれませんが、ペットフードでそれを使う理由が、原価を抑えるため、あるいは繊維質の供給源として使用するのであれば、別の食材を使ったフードを検討したほうが良いと思います。(理想は生肉+αです)
それでもあえてビートパルプを使用するメーカーは、そのビートパルプの品質に疑問が残ります。

しかし重要なことは、回答にも書きましたが、ビートパルプは  拡張型心筋症DCMの原因の一つかもしれないということです。

【出典】Taurine might not be behind heart disease from kibble - Dogs Naturally

拡張型心筋症(DCM)については過去にもブログで書きました。
グレインフリー(穀物を含まない)フードで多く発生し、問題になった病気です。
詳しくは過去ブログと追伸を参照してください。

【情報】犬の心臓病の予防方法(1週間に1度ペットの食事に魚) <18/07/14>

タウリン」を添加することにより問題が解決したか?と思いましたが、どうやらそうではないようです。
画像は、下記出典先の概要の日本語訳です。

グレインフリードッグフードが犬に悪いのはなぜですか?

【抜粋】

穀物を含まないということは、糖質を含まない、炭水化物を含まない、脂肪を含まない、またはGMO(遺伝子組み換え作物)を含まないという意味ではありません。
そして、穀物の代わりに肉類が多いというのは誤解です。
グレインフリードッグフードは、犬の炭水化物摂取量を増やす可能性があります!
そして、穀物を含まないドッグフードは、それがより健康的またはより良いという意味ではありません。

この事を書くと長文になってしまいますので、今回は割愛します。
興味がありましたら、お電話でお問い合わせいただくか、リンク先の英文を読んでください。

【追伸】
グレインフリー、グルテンフリー、グルテン使用 よりも、そのフードの炭水化物含有量が重要です。
<参照> 
ドッグフードランキング <炭水化物><21/06/10