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「【訂正】週3回以上野菜を与えてください」と、そこに書かれているリンク先や「犬と猫の寿命をのばす方法」などで、犬に与える野菜の話を書きましたが、今回は日本の野菜の 栄養価 のことです。
農薬については、去年「2021年2月 変更と追記」「グレインフリーとグリホサート」にも書きました。
【概要】
- 諸外国と違い、日本で一般に販売されている野菜は栄養が少ないかもしれない。
- ブロッコリースプラウトのような、マイクログリーンをおススメします。
日本の場合は一般的な野菜は昔と比べて栄養が減少しているようです。
ペットのおやつで ニンジン などもおススメしてきましたが、日本の場合は品質に問題があるかもしれません。農薬を考慮しながら与えてください。
農薬を一切使わずに栽培できるマイクログリーンでしたら米国と同じように、安全に与えることができると思います。
後述の出典先は英文ですが、ここでは7つの品種のマイクログリーンを推薦しています。
- ブロッコリー
- ケール
- レッドキャベツ
- ウィートグラス(一般的な小麦植物の発芽したての最初の葉)
- 葉物野菜(ホウレンソウなど)
- ひまわり
- マスタード(マスタードシードは犬にとって有毒ですが、適切に準備されたマスタードマイクログリーンは完全に安全です)
マイクログリーン ― 種子が発芽した直後の段階が、その植物の一生のうちで最も栄養価の高い部分です。
マイクログリーンは未熟な植物やハーブのことです。
高さはわずか5~8cmで、最盛期を迎えます。
葉や長い茎を伸ばしたり、土に深く根を張って実をつけたりするための栄養を保持している状態です。
植物が成長するために必要なビタミンや抗酸化物質を蓄えているため、植物の生後間もない時期が最も栄養が濃くなります。
マイクログリーンに含まれる重要な栄養素を科学的に分析したところ、マイクログリーンは成長した野菜より 40倍~400倍 の栄養素を含んでいます。
マイクログリーンは、カリウム、鉄、亜鉛、マグネシウム、銅、ビタミンC、E、K、食物繊維、抗酸化物を高濃度で含んでおり、特定の癌や老化を防ぐのに役立ちます。
しかも、マイクログリーンは犬にとって消化しやすい食材です。
マイクログリーンのほとんどは、成長した野菜と同じように、犬が食べても大丈夫です。
マウスに高脂肪食を与えたところ、レッドキャベツのマイクログリーンが 心血管疾患を発症する危険因子を下げる のに役立ったという研究があります。
また、体重増加 も抑えることができました。
マイクログリーンは以下の病気のリスクを下げると言われています。
- 心臓病 - 抗酸化物質は、心臓血管系疾患のリスクを低下させるようです。
中性脂肪の値を下げる可能性もあります。 - 癌 -ポリフェノールを豊富に含む果物や野菜は、いくつかの癌のリスクを下げる可能性があります。
<参考:B_ブログ-ブロッコリースプラウトが犬の癌を抑制> - 糖尿病 - 抗酸化物質は、糖が細胞に入るのを妨げるストレスを軽減します。研究では、細胞への糖の取り込みをかなり改善することを示しています。
特に ブロッコリーのマイクログリーン は、成長したブロッコリーの 10倍から100倍 のスルフォラファン(間接的な抗酸化物質)を含んでいます。
スルフォラファンは、癌 と戦うことが示されている、よく研究された化合物です。
スルフォラファンは、犬の体内の他の重要なシステムを起動させ、彼ら自身の 抗酸化物質 を作り出します。
フリーラジカル(活性酸素)によって引き起こされる可能性が高い細胞の損傷を修復することを目的に多くの抗酸化酵素の生成を促します。
スルフォラファンはまた、毒素を中和し、炎症を軽減し、腫瘍の成長を遅らせ、酸化ストレス、癌、その他の慢性疾患を予防します。
ご自身で栽培する場合は、必要な時期に収穫すると鮮度が保たれます。
マイクログリーンを少量、直接ドッグフードに混ぜて与えてもかまいません。
消化を良くするために、刻んだり、他の野菜と混ぜてスラリー状(液体の中に固体を混ぜ合わせたもの)にしたりします。
発酵野菜(ザワークラウト など)に、マイクログリーンを混ぜて使うこともできます。
(種子からの栽培方法や、カットしたマイクログリーンの冷蔵保存方法は、ネットなどで調べてください)
他の野菜と一緒に 発酵 させることもできます。
ブロッコリーのマイクログリーンを発酵させると、グルコラファニンがスルフォラファンに変換されるため、犬の微生物叢で正しく機能するようになります。
発酵による細菌と酵母は、植物の糖分をあらかじめ消化します。
糖分は乳酸に変わり、炭水化物を分解してくれます。
これで、犬のために野菜の炭水化物負荷を減らし、代わりに健康なプロバイオティクスを摂取させることができます。
さらに、消化されにくいセルロースも分解されます。
細菌と酵母は、適切な消化を助けるためのビタミンと酵素を生成します。
【出典】7 Healthiest Microgreens For Dogs - Dogs Naturally
【出典】Why Don't Dogs Live Forever? | Rodney Habib | TEDxNSCCWaterfront - YouTube<動画>
農薬を一切使わずに栽培できる 豆苗 も犬に与えることができると思いますが、明確な資料は見つかりません。豆苗は日本だけでしょうか?
マイクログリーンとは違いますが「もやし」も与えることができます。
ビタミンA、C、E、Bのビタミンが含まれています。
免疫システムに良く、細胞の成長をサポートし、いくつかの アレルギーを助け、そして腎臓や肝臓の病気を含むいくつかの病気の予防をサポートします。
【出典】Can My Dog Eat Bean Sprouts? | The Dog People by Rover.com
マイクログリーンも、モヤシも、大量に与える食材ではありませんので、その点はご注意ください。
与える量は、ザワークラウトと同じように体重9㎏(20ポンド)に1日あたり小さじ1~3杯になるまで、少量から始め、毎日少しずつ量を増やしてみてください。
与える量に決まりはありません。
週に3回でも良いと思います。
与える量は、ザワークラウトと同じように体重9㎏(20ポンド)に1日あたり小さじ1~3杯になるまで、少量から始め、毎日少しずつ量を増やしてみてください。
与える量に決まりはありません。
週に3回でも良いと思います。
【追伸】品種により、栄養価の高いニンジンもあるとのことです<220224>
平気で「サラダ」を買う人が知らない超残念な真実 | 東洋経済オンライン
日本の農薬使用に関して言われていることの嘘 – 本当に日本の農産物が農薬まみれか徹底検証する | AGRI FACT
https://agri-biz.jp/item/content/pdf/5112
パデュー大学の獣医学部では、週に数回、ひと握りのキブルを濃い緑の葉野菜などの色鮮やかな新鮮野菜に置き換えるだけで、影響を受けやすい犬種の膀胱がんの発生率が劇的に下がることを発見しました。"ペットのボウルに新鮮な食べ物を少し加える "というのは、こういうことなのです。
スコティッシュテリアの膀胱の移行上皮がんのリスクを減らすための野菜の食事摂取の効果の評価<研究論文・英文>-PubMed
#Repost @takahisa_taniguchi
— ルパン小僧🍑💍kuu331108 (@kuu331108) September 2, 2022
「日本は食料自給率ほぼ0%」
化学肥料を使用しない農業は、世界最下位 pic.twitter.com/LKslTrvDs3
犬にとってのアルファルファの利点 – 素晴らしい植物成分<リンク先・英文> – Canine Caviar's Blog
スプラウトの意味!種類や栄養は?ブロッコリースプラウトのレシピなど解説 | お食事ウェブマガジン「グルメノート」
The Benefits Of Alfalfa For Dogs - dogs naturally